実証方法
・これまで開発してきた帯水層蓄熱システム(ATES)は、季節間蓄熱が主でしたが、これに世界初の短周期蓄放熱や多重蓄熱機能を付加し、太陽光、風力などの再エネ電力を吸収することで、蓄電池や水素に比べ安価で省スペースな余剰再エネ電力吸収システムを開発します。
・具体的には、2025年4月から9月頃まで、建物が密集しエネルギー需要の旺盛な大都市を対象とした「都市・周辺地域連係モデル」、ならびに太陽光パネル等を備え、託送料金が不要な「工場等自家消費モデル」を対象に実証を行います。都市モデルにおいては、JEPXにおいて九州地区の再エネ電力料金が0.01¥/kWh以下となる時間、工場モデルにおいては太陽光発電パネルを備える九州地区某工場のデータをもとに、試験実証を行います。
