大都市圏の地盤沈下問題
・大都市圏のほとんどは、過去の地盤沈下の大きな被害から、現在も厳しい揚水規制が継続しています。地盤沈下の原因は、地下水位の低下によるものですが、現在は揚水規制により地下水位が回復しているものの、一度起こった地盤沈下は、粘土層の収縮(脱水・圧密)の特質から、ほとんど回復していません。

Utilizing groundwater as a heat source and measures against land subsidence
大都市圏の地盤沈下問題
全量還水井戸の実現
帯水層蓄熱システムとその運用
先の環境省技術開発・実証事業では、これまで目詰まりの原因となっていた地下水の化学変化による固形物の生成を抑えるために、利用可能な帯水層を峻別し、不透水層の封止を確実に行うことで、地上付近の酸化した地下水の引き込みや、異なる帯水層の地下水混合を抑えることとしました。帯水層蓄熱に関する技術開発ポイント
正確な地盤情報に基づく井戸構造の決定・不透水層部分の封止
帯水層蓄熱用井戸の性能について
大阪うめきた地区での揚水・還水実績